祖谷の粉ひき唄 | |||
いやのかずらーばーしゃー くものーゆーのーごとーくー かぜもふかんのーに ゆらーゆらーと ふかんのーにーふかんのーにー かぜーも かぜもふかんのーに ゆらーゆらーとー |
祖谷のかずら橋ゃ 蜘蛛の巣のごとく 風も吹かんのに ゆらゆらと 吹かんのに吹かんのに 風も 風も吹かんのに ゆらゆらと |
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祖谷のかずら橋ゃ ゆらゆらゆれど ぬしと手をひきゃ こわくない 手をひきゃ手をひきゃ ぬしと ぬしと手をひきゃ こわくない |
祖谷のかずら橋ゃ さまとなら渡る 落ちて死んでも もろともに 死んでも死んでも 落ちて 落ちて死んでも もろともに |
祖谷の源内さんは 稗の粉にむせた お茶がなかったりゃ むせ死ぬる なかったりゃなかったりゃ お茶が お茶がなかったりゃ むせ死ぬる |
臼よ早よ回え 早よ回うてしまえ そとにゃ殿御が 待ちござる 殿御が殿御が そとにゃ そとにゃ殿御が 待ちござる |
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臼のシャクリびきゃ 荒い粉がおりる あすのお客にゃ もられまい お客にゃお客にゃ あすの あすのお客にゃ もられまい |
粉ひけ粉ひけと ひかせておいて 荒いの細いの なしょたてる 細いの細いの 荒いの 荒いの細いの なしょたてる |
都おもえば 月さえくもる とんで行きたや あのそらへ 行きたや行きたや とんで とんで行きたや あのそらへ |